Kを発音したくなったり、ならなかったりする。

knowの中には今が、knightの中には夜が含まれています。そんなことより、私が好きな人はローマ字にした際Kで始まる人が多いんです(あるいは多いknです?)。そうそう、傘もKでした。" Kといえばカフカの「城」の主人公が・・・" と口にしがちだった多感な頃よりは私も大人になった、あるいは自由になったと思いたい一心で開設しています。同じことしか書けないなら同じことを増やそうと思います。

欠点

 選挙について、昨日考えていたことを書き忘れていた。昨日書くべきだったこととなるが、残しておく。選挙方式のことだ。何でもかんでもAIだ、ミラーワールドだと言うのは気を付けねばと思うところだが、立候補者は生身の人間ではなく、AIだか別のプログラムだかで生成した、要はデジタルな、プログラムで稼働する立候補者とすることが浮かんでいた。
 そのデジタルな立候補者達もまた、通常の選挙のように投票を経て選出されるが、ここからが再び異なる。選出された立候補者は、他の落選した立候補者の施策やビジョンをもデータとして取り込んだ、新たな当選者として再度生成されるというものをイメージした。
 今日になって、こうして書きながら、「それだと、もし生成された当選者がとんでもないようなものだったとしたら、どうするつもりなのか?」と思い当たった。可能性としては低いであろうが、確定後に手を加えるということのまずさは、アナログだろうがデジタルだろうが、大抵は良くないことだろうから、今回もまた例外ではないのか、と思い掛けた。
 程なく、「馬鹿だな」と思った。それならそれで、当選後の生成を複数回行って、チューニングをし続ければいいではないか?と思ったからだ。でも、とまた振り出しに戻るように思い直す。欠点や落ち度もあってこその施策やビジョンの素晴らしさではないか?と、ふと頭の中をよぎった。でも、人間だったら、それが当てはまるかもしれないが、今回はデジタルだ。デジタルで生成したものにも、欠点の要素は必要なのか? 書き始めた時には、考えなかった問いが浮かぶ。これは、もっと細分化して考えてみようと思う。