Kを発音したくなったり、ならなかったりする。

knowの中には今が、knightの中には夜が含まれています。そんなことより、私が好きな人はローマ字にした際Kで始まる人が多いんです(あるいは多いknです?)。そうそう、傘もKでした。" Kといえばカフカの「城」の主人公が・・・" と口にしがちだった多感な頃よりは私も大人になった、あるいは自由になったと思いたい一心で開設しています。同じことしか書けないなら同じことを増やそうと思います。

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

傘があるのにない

ビニール傘を空港のゴミ箱に捨てた。出掛けに雨が降っていた。折り畳み傘が壊れていて、ビニール傘を手にした。手にしながら、捨てることになるなとは思っていた。 昨晩、前乗りして簡易仮眠施設にいる時、傘を側に置いていた。施設に引き取ってもらえないか…

確信という思い出し方

短いとはいえ7日程家を空けるのに、今朝方まで起きていたこともあり、動き始めたのはまたしても昼近くになった。簡単な食事を用意しながら、「モーニングを食べ忘れたな」と思い浮かんで、「大袈裟には命の危険が上昇する側へ移動しようとしているのに、少し…

ネコノミー症候群

昼間、ランチに向かう自転車の車上から、いつもの一軒家の猫が、今日は茶飲み友達のような猫と共に、将棋を指すような姿勢で向かい合っていた。こういう時、スマホで撮影は容易いはずなのに、決まって撮影するのが憚れ、立ち止まったとしても意を決して通り…

想像

「人間が想像したことで実現できないものがあるだろうか?」―小学生ではなく中学生のころだと思うが、かつて本気でそう思った瞬間があった。どうしてこんなことを考えたのか?と久々に思い出すことになった。夕方、大型ショッピングモールで文具を買おうとレ…

先般と先達て

仕事のメールや何らかの文書上で、キーボード入力の失敗による入力し直しよりも煩わしいことがある。月日を入力した際、曜日を入れようとして、「はて、何曜日だったか?」と、PCの右下にもあるとはいえカレンダーを見返すことだ。昨日や今日、あるいは特定…

雨と涙

通院して、多少なりとも痛い思いをするのが苦手だ。得意だという人はそうそういないはずだから、おかしな文章だ。でも、今日は、少し得をした感のある発見があった。発見した内容自体は決して嬉しいものではないが。それは、こういう痛い思いをするのも、人…

洗い物

遅い時間に帰宅して、洗い物を済ませていると、ふと20年くらい前のいつもの帰宅時を思い出した。当時は、今から見ると何とも異常ではあるが、こうした洗い物の時間を設けることを選択肢にすら入れておらず、当たり前のように、安っぽい外食で食事を済ませて…

旅の準備

迷いながらも旅の準備を進めている中、今日も各種パスワードや予備のスマホのセッティングで半日が過ぎた。こうした作業は、搭乗手続きと似て、「本来なら発生しないでよさそうなものを」という思いを抱かずにはいられない。甘えているのだろうが、甘えさせ…

開閉店

閉店まで残り30分程の大型スーパーに向かう途中、歩道橋の上で、初老の女性とすれ違った。ふと20年くらい前の記憶が蘇り、それは昼間だったが似ていると思った。その時は、夏の昼間だったがダイエーの近くで、少々日差しが強い中、初老の女性に「市役所はど…

変わり目

自分の好みの対象が、必ずしも周囲からも賛同を得ているとは限らない。そういう当たり前の状態がずっと続いていて、これからも続くはずだと思っているところに、突然変異のように、何なら自分よりも周囲の方がまるで昔からその対象のことを好きだったと、そ…

自然な8,888円

衣替えで意を決して、昨春購入した60ℓ程の容量があるボストンバッグに冬物を詰め込んだ。存外沢山入るものだ、これなら今年は案外楽に完了できるかも?と考えながら、クリーニング店に向かった。年齢や首から上を別にすれば家出のように見えなくもない。でも…

サーフィン

ネットサーフィンというのは相当久しぶりに使う言葉で、こうして書く場合、少々勇気を要する類の言葉になってきている。随分この言葉も使わなくなり、当の行為もしなくなったものだと思い当たる。心地良い類ではない疲れを覚えるからだろう。 今日はいつもよ…

符号

昼間出先でふとスマホを覗くと今の西暦の数に近い歩数が表示されていた。一呼吸も置かぬ間にラッキーだと思った。続いて、「そのうち、というのは西暦2万年くらいになったらこんな風に嬉しく思うこともなくなるのか?」と思った。昼までに一日2万歩も歩くの…

二日続けて、それ程の量ではないが遅い時間まで呑んだこともあり、今日は日がな揮発し切らないアルコールが残ったかのような身体の火照りを抱えながら、仕事をすることになった。火照りと言いながら、不完全燃焼そのものだった。なんだろう、この熱は?と思…

部屋とシャツとアイロン

あれば使って、その便利さにも慣れ、緩やかに使用回数が降下して低空飛行を続ける、そんな類にアイロンがある。それまではクリーニングを利用していて、時間を買っているくらいの感覚で、アイロンの購入は考えていなかった。今の部屋に住むようになって、ス…

バリエーション

昼過ぎに起きたら、雨空だった。出掛けるのを後回しにして、まだ先の外出の準備をしていた。その準備には思い付くだけでも様々なものがあるのだが、今日は夕方までパスワードの整備(本当に合っているのか?の確認と変更)で終わってしまった。旅先でクレジ…

つまみ食い

決めた時間を待たずに食べ物に手を伸ばすことがある。待てずにと書くべきだった、いわゆるつまみ食いだ。今夜は帰宅後、ちょっとした片付けや洗い物をするにあたっての動機付けのように、翌日口にすればいいはずの「満月ポン」を開封し、次々と満月を半月や…

さすがの音飛び

購入後4年目くらいとなるCDプレーヤーが、音飛びをし始めている。今朝はいつにも増して顕著で、一向に再生されないまま耳障りな摩擦音だけが響き続けた後、傷一つないCDに対し「ディスクエラー」表示が為される有様だった。その文字を目の当たりにしながら、…

横切る

帰宅中、自転車で疾走していたら、小動物が数メートル先を横切った。大邸宅のような新興宗教の施設の敷地内へと消えていった。緑豊かな様子と何より隔絶された感じが住宅街の比ではないので、ごく自然な流れかもしれない。小動物としたが、おそらくは、たぬ…

荷台

3年ほど前、現在の自転車を購入の際、もともとは荷台のない仕様だったが、店員に荷台の設置を相談し、設置可だろうということで迷わず荷台を付けてもらった。いわゆるママチャリとスポーツタイプの中間のような自転車だが、このタイプだと荷台のないものが殆…

欠点

選挙について、昨日考えていたことを書き忘れていた。昨日書くべきだったこととなるが、残しておく。選挙方式のことだ。何でもかんでもAIだ、ミラーワールドだと言うのは気を付けねばと思うところだが、立候補者は生身の人間ではなく、AIだか別のプログラム…

さようなら

投票締め切りまで後1時間半というところで、チェーンの喫茶店に入り、おもむろに選挙公報で立候補者達のメッセージとプロフィールを眺める。これを見るのも初めてなら、並ぶのも初めて見る顔ぶればかりだ。慌てて把握しようと試みていることに、何だか期末テ…

最後のお願い

「最後のお願いに参りました」の声が鳴り響く街を通り抜け、帰宅した。選挙だ。咄嗟に「巨泉の方がいい」と浮かんだが、そうも言ってられない。気付けばもう10年以上、確信のない投票を続けている。立候補者が悪いわけではない。自分が支持した立候補者が当…

雨上がりの夜空に花札のようなお月様

いつも立ち寄っている大型ショッピングモールからの帰り道、タワーマンションの横に、雨上がりだからか靄の掛かった月が間近に浮かんでいるのが目に入り、「ネオ花札だ」と思った。花札の構図を想起したのだ。狙って待っていたわけではなく偶然だが、安直な…

Notを

冷蔵庫から切らすことなく定期的に購入しているわけではないが、「そういえば食べてないな、今日は買わなきゃ!」とはっとして購入しているものに、パック入りの納豆がある。振り返ってみると、月に2回程度は買っているだろうか。特に絶対これという商品もな…

トラ・ブル

生業が傍目にも忙しくなってきたようだ。忙しくなってくると、仕事のパートナーや顧客といった関係者間で目的や問題が共有できるからか、大小問わずトラブルが減ることを改めて実感している。そして、「戦時下もまたこういう状態を生んでいたのか」と想像が…

バス

日中、降りたばかりのバスに追い付き、追い抜くことがあった。経験則だが、バスにしては珍しく愛想の良い、少し過剰かもしれない積極的なコミュニケーションを図ろうとする運転士から2回放たれた「ありがとうございました」を背に降りたら10m行くか行かない…

朝と二度寝と選択肢

年々かどうかはまだ分からないが、少なくともここ10年に限れば、気付けば朝の人気(ひとけ)のない時間帯、夜明け前といえばいいのか、が好きになっている。その気持ちは高止まりして衰えることがないように思える。比較するのは適当ではないかもしれないが…

長音

遅い時間まで飲み午後起きると、祭りのお囃子か何かの宣伝かといったひょうきんな声が断続的に響いていた。小一時間くらいしてようやく、選挙演説だと分かった。その後、別の立候補者の声に入れ替わったが、こちらもひょうきんな感じは変わらない。それもそ…

洗濯と花見

洗剤の紙箱に、もう何十回目かとなる詰め替え用のナイロン袋に入った洗剤をセットしている。職住近接となってから、洗剤の減りも早くなった。昨日、その箱を持ち上げ、洗剤を投入しようとしていて、パッケージの文字が目に入った。「箱を持ち上げるときは横…