Kを発音したくなったり、ならなかったりする。

knowの中には今が、knightの中には夜が含まれています。そんなことより、私が好きな人はローマ字にした際Kで始まる人が多いんです(あるいは多いknです?)。そうそう、傘もKでした。" Kといえばカフカの「城」の主人公が・・・" と口にしがちだった多感な頃よりは私も大人になった、あるいは自由になったと思いたい一心で開設しています。同じことしか書けないなら同じことを増やそうと思います。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

プール

もう3年以上泳いでいないことが、この3年で初めてと言っていいくらい、残念な気持ちとして思い浮かんだ。安価なスポーツクラブに入会していた以前なら、仕事帰りの21時過ぎだとちょうど泳ぎ始めたくらいの頃だ。連日ではないが、探り探り時間を捻出して、な…

夜の朝

私の場合、季節を問わず夕暮れ時は寂しく感じていることに、改めて気付いた。誰かと会うという場合には、そうでもないが、それは後ろ倒しにしただけで、その人と会った後の帰り道、真夜中だろうが遅れてやってきた夕暮れ時の寂しさを味わっている気にもなる…

自然な格好

地下鉄に乗っていたら、私の斜め向かいに派手な和柄のブルゾンを纏った女性がいたからか、10年程前、「私服はたやすく制服化する」と言ったことがあったのを久々に思い出した。もちろん、この女性が制服をまとっていると言っているのではない。私服であるこ…

春の病院

これだけ病院が溢れているようでその実、自分や自分の症状にぴったり合ったと感じる病院に巡り合うのは、簡単ではないだろう。よくよく考えてみたら、当然でもあり、なんで未だに?と相反する考えが浮かんだ。当然というのは、人間の身体の奥深さであり、数…

ハワイ

文章中の動詞を、なるべく能動態で書くようになって約5年経った。決して長い期間ではない。また、受動態が悪いわけでもない。受動態で書くべきものは当然あるし、実際それは誤りたくないと思って気を付けている。何故このようなことを意識して実践するように…

再訪から初訪に向かう道のり

旅行や出張といった宿泊を伴う移動で同じ場所を繰り返し訪問し続けていると、その周辺に点在する宿泊先を意図せずとも網羅していることがある。私の場合、京都駅周辺の安宿と呼ばれる場所、多くはホテルがそうだ。 今朝、ホテルからチェックアウト後、繰り返…

ゲーム

ゲームの中に複数の部屋があり、その部屋にはまた別のゲームが用意されている。このような構図を、小学校低学年の頃、天井を外した上部から見下ろしたイメージとして思い浮かべたことがあった。思い浮かべながら、こういうまとまった状態、今思い浮かんだ表…

ダイナモと台無し

私に限ったことかもしれないが、言いたいことのうち、具体的な相手がいて、かつ、それが不満の類だとすると、とりわけ頭の中の占有率が高くなり、当人が体感しているだけだとしても、明らかにこの場での転調のような思考の移動や発想の広がりが影響を受け、…

選択

出掛けねばならない時間、春雨が降っていた。小雨だった。なるほど、春雨というのは大降りや土砂降りのイメージはないことに多分初めて気付いた。ここで、「初めて意識した」と書いたのを、「気付いた」に直している。言語化する前に、潜在下で自分がとっく…

アップダウン

先日、とある新設の文学賞に応募締め切りまで1時間というところで書き始め、55分で書き上げた原稿用紙4枚を応募した。この、1時間前に文学賞向けに書き始めているという状況はそのまま作品の中にも反映し、作者が語り手となって主人公を描写しているという構…

たぬきを包んだ

広島駅に到着する間際、コンテナが積まれているのが目に入った。中身はコンビニ等小売の商品も多いはずという点で身近だが、この容器としてのコンテナ自体も私にとっては身近だ。というのも、線路近くに住んでおり、夜間貨物列車が頻繁に通過することがある…

お好み焼き

呉に上陸した。大げさでなく、船で小ぶりな港に着岸する感じが、まさに上陸なのだ。昼食時ということもあり、着いたその足で、よく立ち寄るお好み焼き屋さんに向かった。よくとはいえ、まだ5,6回目なのだが、今回初めて入り口に積まれたキャベツの箱を見た。…

お墓

友人の車で送ってもらい、前日の飲酒から来る軽い頭痛を抱えたまま、実家のお墓の掃除をしていた。幼馴染の友人のお父さん(以下、おじさん)が、お墓の周囲の掃除をしてくれていることが昨年分かってから、意識的に掃除する回数を増やしている。昨年、お墓…

既定路線

昨夜から今朝にかけて、バスで10時間以上を過ごした。私が乗ったバスは途中、高速道路の事故の影響を避けるため進路を変更したが、そのことで見覚えのある光景と30数年ぶりに再会することになった。父親の運転する車で、生まれ育った街から大阪へと移動した…

バス

妙な感じと懐かしい感じとせつない感じが漂う。早めにバスに乗り込んだら閑散としていたが、4、5分して立て続けに他の乗客が現れた。幅広い年齢層と、おそらくは同じく幅広い職業等の属性。袖擦り合うも多少の縁が意味するところが実体を持って現れた感じで…

ディスペンサーとデスペナルティー

珍しく6枚入りの食パンが最後の1枚になった時にも、保管のために、あのコの字型の留め具を使っていることに気付いた。ディスペンサーという名であることは、ほんの数年前に知った。呼称といえば、生まれた時からスマホがある世代をデジタルネイティブと言っ…

個人的なセブンティーン

極力、この場所やほかの場所でも、レビューめいた文章は書きたくないと決めて昨年12月からリスタートしているが、それは私がレビューの方法や形式の種類を新たに生み出せていないことを示しているだろう。レビューは依存だ、楽な書き方だと言ったところで、…

何度も何度もぶつかる疑問の壁に「苦労することは価値がある」や「努力は尊い」がある。後者は前者に比べると、まだ腑に落ちる実感があるのだが、前者については、これまでいろいろ考えて納得を覚えては再び壁に激突するを繰り返しており、その頻度も少なく…

ニュートラルな状態というか恣意性のようなもの

寝起きで喉が渇いているのは普通のことだが、今朝は、睡眠時間の多い少ないでその度合いが変わることに、はっとしながら目が覚めた。日曜日にはよくあることだが、昨夜もまた早く休もうと思って結局1時2時まで起きていて、睡眠時間がいつもよりも少なくなる…

ほんの少し先の未来

近所の図書館に行った。もう60年以上前から、同じ外観で同じ場所にあるらしい。外壁を何度か塗り替えたりはあっただろうが、基本的には何十年も変わらない景観が続いていることになる。こういうのを目の当たりにするたび、眩暈というか不思議な気持ちになる。…

溺れているのに生きている

季節は巡るというように、カレンダー的に、一年前はこうだったからこの時期はこうだろうという予想の確率がある程度高いものだったり、当てになることは分かっている。その一方で、そういう円環に対しての懐疑心というのもある。特に、あれから今日で何年や…

温泉

最近とあるきっかけで、温泉について考えることになった。それほど時間が経たないうちに、「温泉とは、人やその他の生き物を癒すだけではなく、怒りを帯びているというか加虐的な側面も持つのではないか?」という問いが浮かんできた。湯あたりという事象が…

溢れると溢れている

ふた昔以上は前から想像していたことに、何かのタイミングで、その時点でのこの地球上に生まれた全生物が登場する、というものがある。そしていつも、「物質は元素レベルで循環しており、大気圏内でのその総和は、隕石等外部からの流入分を除けば基本的には…

発声

何年も前から知っているが、普段は思い出さないからやり過ごせているのか? あるいは、思い出さないように無意識的に自身が制御しているのか? 理由はともかく、そういう既知の類の中で、今回ある史実がメールの形で届き、やられてしまった。戦中の動物園に…

ドライヤー

半世紀近く前なら、相当昔だともいえるが、たった50年ほど前の最近ともいえる。ドライヤーを思い出して、こう書きだした。4、5年ほど前に昔のドライヤーのことが気になったが、そのまま放置していたのを思い出した。1970年代のドライヤーは、我が家のそれも…

鹿→カーネーション

昨日見た鹿を、今日は会社で時々スマホの画像で眺めていた。帰宅後、再び思い出した。なぜ抱き付かなかったんだろう?と不思議になるくらい、めちゃくちゃ可愛い。馬と鹿とを人間は組み合わせたりしたが、それを言うなら、傍にいる人間の方が馬鹿になってし…

ふとフット

70日程度この場所で毎日文章を記録するということを続けているだけでも、自分の文章の癖を否応なく突き付けられる。向き合うしかないし、こうして口にしなくてもいったん癖に気付いた自分をごまかすことはできないので、良い機会である。例えば「ふと」とい…

哀しくて怖い感じ

ケータイやスマホを携行するようになってから、もう25年くらいになる。当初からカメラ機能を使って撮影することはあったが、スマホ以降はケータイに比べて激増しており、カメラ機能というよりもはやカメラといった方が違和感はない。紙の写真よりも、タイム…

記名

めったには買わないが、ほぼ毎日使っており、なくなれば買うものの一つに、消しゴムがある。二週間ほど前の夜、書店に寄った際、現在使用中のものがあるが、自宅用に購入しようと真新しい消しゴムを購入した。真新しくない消しゴムが売っていたら、それはそ…

コミュニケーション・ブレイクダウン

無益、無駄で時間を消耗したと強く感じることに、パスワードの設定や管理がある。根拠はないが、これらに費やす時間に比例して浪費や散財といった損出につながる支出も増え、痛手を被ることになる気がして数年が経つ。それなら、さっと設定して、ぱっと確認…