Kを発音したくなったり、ならなかったりする。

knowの中には今が、knightの中には夜が含まれています。そんなことより、私が好きな人はローマ字にした際Kで始まる人が多いんです(あるいは多いknです?)。そうそう、傘もKでした。" Kといえばカフカの「城」の主人公が・・・" と口にしがちだった多感な頃よりは私も大人になった、あるいは自由になったと思いたい一心で開設しています。同じことしか書けないなら同じことを増やそうと思います。

渚あられ

 渚あられという菓子の塩味を手にして、やっぱり前回の醤油味にしようかと醤油味の袋に持ち替えたが、でもまだ食べたことがないのでは?と塩味に心変わりして、他の食料品や日用品と共にレジを通過し帰宅したはずだった。帰宅し、それらのパッケージを拭きながら、それぞれ所定の収納ケースに格納していると、渚あられの醤油味の袋が現れた。塩味だったはずなのに、何故?と思うと同時に、何か不吉なことがあるかもしれないと理屈ではない考えを思い浮かべていた。米菓とは、これまでを平均すると、それほど深く付き合ってきたわけではない。でも最近は、明らかに手にする機会が増えた。この背景には、在宅勤務の増加や何より生まれて初めてくらいの職住近接の影響か自炊の増加があるように思ったが、自炊がこうした出来合いの菓子製品の流入も増やしたのなら面白い。サプライチェーン食物連鎖に負けず劣らずな法則がありそうな気もする。それは、良い食べ合わせとして無意識的、身体的に欲しているものというよりも、もっと精神的な側に寄ったものではないか?と思った。忙しくも自炊する中で心落ち着けるために潜在意識的に欲した副食の副食、みたいな。ロミーナという欧風せんべいに続いて、最近はこの渚あられにはまりかけていた。
 それにしても、単なる思い込みでの購入間違いなのだろうが、先日の手帳同様、消費するためにぱっと購入する、といった物扱い(実際、食べ物という物ではあるが)の度合いが高い行為がなんと多いのだろう。そんなことを思いながら、渚あられ醤油味に続けて、栓をひねってキリンレモン無糖のペットボトルを口にしている。この組み合わせこそ、前述の良い食べ合わせの類なのかもしれない。在宅勤務だろうが、出社日だろうが、意識的だろうが無意識的だろうが、塩対応に醤油対応に無糖対応と、今日も幅広く対応している。